夜 間 飛 行 惑 星

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2003/11/30
モノカキ35] たとえばの話
2003/11/13
モノカキ35] 雑踏のなかで
2003/11/13
モノカキ35] 君にしか聞こえない
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 概要: 

モノカキ35] たとえばの話

 概要: 愛する獣が死んだら 皮を剥ぎ肉を食らい 最後のひとかけまで しゃぶり尽くしたら 骨は磨いて飾ろう チェスの駒にしたり 螺旋をこしらえてみたり 小さなかけらは 角砂糖代わり 夜は枕辺に置いて 眼窩に星が沈むのを 見とどけてから眠ろう ながく手許に置いて 慈しみつづけよう 冷たい墓石の下に 押し込めたりなどしない 日ごと夜ごと 手垢にまみれ 朽ちてゆく様さえ たまらなく いとおしいはずなのだ 愛したあなたの骨なら 2003/03...

モノカキ35] 雑踏のなかで

 概要:  君の背中を、見たと思った。  鮮やかな青いパーカー、人波に呑み込まれてゆく。  思わず手を、伸ばしかけて、そこですべてが止まる。 「さよなら」  と僕は言った。あのとき。笑顔で君を送り出す。そう決めて。  君は、戸惑うような表情を見せた。それからすぐに、ふっと微笑んで踵を返した。そのまま歩き出した。  横断歩道を渡る君の後ろ姿を、僕は、祈るような気持ちで見つめていた。君が、振り向かないかと。もう一度、...

モノカキ35] 君にしか聞こえない

 概要: 「三園の絵を見てると、音が聴こえてくるんだ」  部員でもないのに美術室に入り浸って、人が絵を描いている側でぼーっとしている清水に、何の用だと訊いたらそんな答えが返ってきた。 「音?って、どんな?」  思わず手を止めた果菜に、続けてて、と手振りで示す。 「絵によって違う。出来上がったやつからももちろん聞こえるんだけど、描いてる最中のほうがいろいろ、変わってくから面白い」  青い絵の具をナイフで画布に載せ...
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