夜 間 飛 行 惑 星

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2004/01/17
モノカキ35] まっすぐ
2004/01/17
モノカキ35] 合 図
2004/01/10
モノカキ35] それでも
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 概要: 

モノカキ35] まっすぐ

 概要:  このままで、ずっと一緒にゆけると信じていた。  のに。 「あー…もう…。ぐずぐずぐずぐず鬱陶しいなぁ…」  微妙に語尾の上がる関西風のイントネーションでつぶやいて、ハルが俺の足を蹴る。 「だって…」 「だってもクソもあるかい。早よ泣きやめや」  俺の前に、紙ナプキンを束で投げて寄越す。俺は素直に洟をかむ。 「コンビ解消しよ、言うただけやん。友だちやめるわけとちゃう」 「そうだけど…」  なおも言い募ろうとした...

モノカキ35] 合 図

 概要:  その光に先に気が付いたのは紀宏(のりひろ)だった。 「なあ…アルデバランの近くにあんな星、あったっけ」 「んあ?つーかそもそもアルデバランってどれよ」  紀宏が指さす先に目を向けながら、縹(はなだ)が笑う。 「おまえ、そんなでよく高校受かったなあ」 「うるせー。面接の点がよかったんだよ。で、どれ」 しみじみ呆れて見せる紀宏を肘で小突いて促してくる。 「あれ…あの、赤っぽい星」  街灯の明かりが邪魔にならな...

モノカキ35] それでも

 概要:  一目見て運命の相手だと分かったのに、彼女は兄の許嫁なのだった。  こんな理不尽があろうかと、亨(とおる)は激しく憤った。我と我が身とを嘆いた。やけ酒に付き合ってくれた友人は、家族の幸福を思いやるなら忘れろ忘れろ、と繰り返した。忘れるなんて出来るか、と亨は食い下がった。飲んでも飲んでも酔えない酒だった。  夜半を過ぎて家に戻ると、兄の部屋にはまだ灯りが点っていた。静かな話し声が漏れ聞こえてくる。電話...
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