夜 間 飛 行 惑 星
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2004/11/24
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詩に至る病
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月の裏側
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詩に至る病
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月の裏側
概要:
深夜の台所に立って、青背の魚を思わせる鈍(なま)った包丁を研ぐ。 台所にいるときの君は、いつも何かしら口ずさんでいた。 韻文と散文の違いなんて僕には判らない。 理解っているのは君がもう戻らないこと、それだけ。 冬の夜更けに独りで刃物を研いでいる。 濡れた僕の手を照らすのは、不器用な誰かに割られた不格好な半月だ。 気まずすぎる沈黙や嘘を孕んだ笑顔に、耐えきれなくなってとどめを刺したのは僕自身だった。 罪は...
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