夜 間 飛 行 惑 星

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2005/10/18
詩に至る病] 薄 明
2005/10/18
詩に至る病] 潮 流
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 概要: 

詩に至る病] 薄 明

 概要: ここは透明な海の底 わたしは切り刻まれたクラゲ 漂う無数の断片 ちぎれた触角 用意した言葉は白濁に呑みこまれ ――待っていたの ――ここで ――ずっと 冷たい月光が死んだ約束を照らす わたしは崩れてゆく 輪郭の不鮮明な青い魚が 網に囚われてもがく 波間にひるがえる鱗のきらめき 切られた尾びれが疼いてやまない 愚かなわたしを嗤う鮫 血の泡が喉をふさぐ わたしは心が痛かった わたしは渇ききっていた わたしは...

詩に至る病] 潮 流

 概要: 匣にしまった遠い日の 柘榴色した傷口が いまも疼いて眠れない †灰色の鳥の影 刻々に移りゆく 庭の日向 白い息の行方 待っているのか 突き放したいのか ただ感じる 飛び立つ寸前の 幼稚(おさな)い昂揚 行け 額の中心に 呪いの徴を戴いて ざわめきを吸い込む 闇(くら)い鏡 廊下の突き当たりの 椅子の脚に ローマ字で記された 少年の名前 確かめたいのに 消えてゆくのは 頭痛のせいなのか 愚鈍な番人が 蝶番を軋ませる 骸骨の...
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